7月29日、J2リーグ第28節が行われ、ジェフユナイテッド千葉が4−0でレノファ山口FCに大勝した。その4点目となる日高大の直接FK弾が反響を呼んでいる。
3−0で迎えた後半36分だった。ゴール前やや左、約20mの距離でFKを得ると、左サイドバックの日高とゲームメーカーのMF田口泰士の2人がボールの近くに歩み寄った。角度的には右足の田口の方が蹴るかと思われたが、先に助走を始めた日高が鋭い踏み込みから、強烈なインパクトでの左足一閃。ボールは壁の右上を勢い良く通り過ぎると、鋭く曲がり落ちながら右サイドネットに突き刺さった。
このFK弾がクラブ公式ツイッターで「説明不要の問答無用のFK」「コースもスピードも完璧」との文言とともに公開されると、以下のようなコメントが寄せられた。
「ゴールのタイミングといい、弾道の美しさといい、正直痺れた」
「こんなに綺麗にゴールマウスに吸い込まれるフリーキックは最近のジェフでなかなか見られなかったシーンですよね」
「中村俊輔やん!」
「ゴラッソォ!レフティのキッカーたちが中村俊輔を見てマネしてきたであろう右隅へ逃げる弾道!目の前で見られて最高でした!」
「ゴール裏から撮影した映像で見ると軸足の角度が中村俊輔氏っぽいと思った」
左足でのキックのフォーム、特にボールを蹴り終わった後のフォルムから、日本が世界に誇るFKの歴史的名手、中村俊輔氏と重ねるファンが多くいたようだ。