サッカー観戦にとって、移動も大事な一部である。世界を飛び回る蹴球放浪家・後藤健生も、空港でさまざまな経験をする。完成していない空港に面食らうこともある。時には超VIPと出会い、時にはスーパースターに仮眠から起こされることもある。
■2戦目で事実上の終戦
ギリシャ戦も渋い試合になりました。前半の38分にギリシャのMFコンスタンティノス・カツラニスが2枚目のイエローをもらって退場となったのですが、日本は最後まで守りを固めたギリシャを攻め崩すことができず、スコアレスドロー。
数字上は2位以内の可能性が残っていましたが、最終戦がコロンビアということを考えれば、これが日本チームの事実上の終戦でした。
一方、ギリシャも初戦でコロンビアに敗れて2試合を終えて勝点1でしたが、ギリシャは最終戦でコートジボワールを破って決勝トーナメント進出を果たしました(ラウンド16でこちらも伏兵のコスタリカと対戦。PK戦で敗れました)。
さて、試合と記者会見が終わるともう22時です。僕は、早朝4時半発のGOL航空1093便でベロオリゾンテに向かうことにしていました。ゆっくりしてはいられません。
日本戦のためにナタウに泊まっていた同僚のY浅健二さんがレンタカーを借りているというので、頼んで空港まで連れて行ってもらいました。途中、交通違反(?)で警察につかまったりしましたが、無事に0時過ぎにはターミナルに入ることができました。