7月28日、ヤンマースタジアム長居で香川真司がさすがのスターぶりを見せつけた。パリ・サンジェルマンとセレッソ大阪が戦った一戦で、鮮やかな逆転ゴールを決めたのだ。
セレッソの8番が輝いた。それは、後半34分のこと。ハーフタイム明けからピッチに立った新井晴樹が相手のペナルティエリア内でボールを奪うと、そのカバーにいたDFと対峙する。
そのままゴール方向に進めないと判断した新井は、ペナルティエリアの外にいた香川に対してショートパス。これをペナルティアークの中で受けると丁寧にトラップして、右足に持ち変えてシュート。奇麗な弧の軌道を描いたボールは、向かってゴール右上隅に決まったのである。1点を追いかけながらもなんとか追いついていたセレッソだったが、ここに来て初めてリードしたのである。
3-2としたC大阪は、そのまま試合終了。ブラジル代表FWネイマールが出場しなかったとはいえ、自信につながる白星を手にしたのだった。