7月25日、来日中のリーグ・アンのパリ・サンジェルマンとサウジアラビアリーグアル・ナスルがヤンマースタジアム長居(大阪)で対戦。大きな注目が集まった。
この試合のウリは、なんといってもネイマールvsクリスティアーノ・ロナウド。PSGとブラジル代表の両方で背番号10を背負う男と、長らく世界のサッカーをけん引してきたポルトガル代表が日本のピッチで激突する――そんな夢舞台を見ようと、2万5千人以上の人が高額チケットを購入した。
しかし、先発メンバーに名前を連ねたのはクリスティアーノ・ロナウドのみ。ネイマールはベンチ入りにとどまった。そして試合中、スコアレスという展開だったこともあって、観客席からはたびたび「ネイマールコール」が。さらに、「ネイマール、出てこいやー!」と叫ぶ人も出るなど、試合に出てほしいという多くの人の願望が声になって表れた。
それでもネイマールはベンチから動くことはなく、90分が経過。2人の競演どころか、ネイマールのプレー姿を見ることもできないまま試合は終わった。