■大怪我を乗り越えトリコロールの23番は完全復活へ
宮市は19日に行われたセルティックとの親善試合(6-4)にも途中出場し、2得点を挙げる活躍を見せ、右ひざ前十字靭帯断裂の大怪我から復帰後最長の45分間プレー。「(親善試合2試合は)個人的にコンディションを上げる良い機会になりましたし、チームとしてもリーグ戦に向けて試せるような部分もありました」と手応えを口にする。
8月6日にはリーグ戦が再開するが、首位・ヴィッセル神戸を追う横浜FMにとっても欧州強豪チームから複数得点を奪ったことは、今後につながっていくはずだ。
宮市は「得点を重ねられているのでポジティブ。攻撃的にいくのがマリノスのスタイルで、それを重ねられるように、得点シーンを振り返り、リーグでも出せるように頑張りたいと思います」と力を込めた。
このエンブレムをつけて戦う覚悟を示す。トリコロールのユニフォームを纏う23番の完全復活は、もうそこまで来ている。
(取材・文/石田達也)