7月22日、台風の影響で延期されていたヴィッセル神戸と川崎フロンターレのJ1第16節がノエビアスタジアム神戸で行われた。この試合で見られた画期的な光景が話題になっている。
首位・神戸と逆転優勝を狙う川崎の一戦。19時キックオフの試合とはいえ日中の暑さが十分に残る蒸し暑いピッチの上で、熱いバトルが繰り広げられた。
そんな試合は、前半23分に川崎が先制。MF脇坂泰斗が右足で豪快に蹴り込んでアウェイチームから点数をもぎ取った。
その直後のことだった。試合は飲水タイムに入り、両チームがそれぞれのベンチ前で水を飲む。夏季期間(7月14日~8月27日)は原則実施することがJリーグによって発表されており、熱中症対策として選手の健康を守る時間となっている。
その飲水タイムの際、川崎は選手の首にクールリングを巻いたのである。ここ数年の猛暑によって一般的に使用されるようになったクールリングは、体内の熱を吸収することで夏場の暑さによる健康被害を防ごうというもの。一般社会では当たり前のものだが、それを導入。暑さから選手を守ろうとした。