7月16日、J1リーグ第21節が行われ、ガンバ大阪はパナソニックスタジアム吹田で柏レイソルと対戦し、3−1の快勝。勝ち越し点となったFW食野亮太郎のゴールが称賛を浴びている。
直近6試合を5勝1分けと完全にシーズン序盤の低迷を抜け出したガンバ大阪は、この日も前半11分にMFダワンのミドルシュートで幸先よく1点を先制する。しかし、前半21分にビルドアップのミスから攻め込まれ、最後はFW細谷真大に決められて1−1の同点で前半を折り返すことになった。
そして仕切り直しの後半開始早々の1分だった。左サイドでボールを繋いだ後、FWイッサム・ジェバリのポストプレーからボールを受けたMF山本悠樹が右サイドに開いた食野へパスを送る。ペナルティーエリア内の角でボールを受けた食野は、大外をオーバーラップしたDF高尾瑠の動きを利用して内側に切り込むと、ボックスから少し出た場所から左足を一閃。利き足とは逆足で放たれた強烈なシュートは、美しい弧を描いて左サイドネットに勢い良く突き刺さった。
ゴール後、味方とタッチを交わした後、歓喜の雄叫びを上げたままピッチ上に倒れ込んだ。食野にとっては、今季出場14試合目での待望の今季初ゴールだった。