■「冷静にPKを外しすぎだろ!」

 その流れを知っている家長は、苦笑いを浮かべながら「やめろ、やめろ」と定石通りの仲介に。すると、松長根は、「うるせーよ!」とお決まりの口上で一喝。「昨日、冷静にPKを外しすぎだろ!」と、前日に行われたJ1リーグ戦・横浜F・マリノス戦での家長のPK失敗を挙げて、強烈なダメ出しを見舞ったのだ。

 まさかの内容に、会場は大爆笑。苦笑いをさらに強くする家長に対し、名願は「すみません、本当は思ってないと思うんですけど」と“謝罪”。そして、「バーに当たったあととか、ちゃんとこぼれに詰めていたら、もう1回決められたんじゃないかなと思ってるだけなので」とさらに強烈な“フォロー”を見せたのだ。これには家長も下を向いて笑うしかなかったものの、ファン感会場は一気に熱気を帯びたのだった。

 ちなみに、昨年のつかみの挨拶でも“標的”になったのは家長だった。試合前の独特のウォーミングアップなどで笑いを巻き起こしていたが、今年もその伝統を引き継いで、ファン感に勢いをつけたのだった。

 このネタはたちまちSNS上でも公開され、多くの反響を呼んでいた。
「昨日のつかみの挨拶見たけど、家長いじった名願とナガネすげぇな笑」
「アキさんもフロンターレのファン感で弄られるようになったんだよな〜」
「楽しそうでなにより…w」
「ステージは、つかみの挨拶から予想を超えてきました」
「つかみの挨拶強心臓すぎるwwww」
「二人のつかみ、大爆笑でした」
「面白かった!時事ネタを繰り出したのお見事でした」

 ちなみに、横浜F・マリノス戦で家長はPKを外したものの、試合終了間際に車屋紳太郎が決勝ゴールを決めて1-0で劇的勝利。興奮冷めやらぬ夜の翌日だっただけに、そして、チームの雰囲気が良いからこその貴重なネタの瞬間だった。

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