ドイツ2部のシャルケがSNSを更新した。13年前の日本代表選手の入団会見写真を公開すると、驚きと感慨の声が広がった。
元日本代表の内田篤人氏は、日本人選手で最もビッグイヤー獲得に近づいた人物と言える。2010-11シーズン、加入1年目のシャルケの一員としてUEFAチャンピオンズリーグに出場。準々決勝ではインテルを下して、ベスト4へと進出したのだ。
当時のインテルには、日本代表で共闘していた長友佑都が所属していた。その日本人対決を制して、CL準決勝という晴れの舞台に立った。
シャルケのツイッター公式アカウントによると、入団会見は2010年の7月13日に行われたという。それからちょうど13年後の7月13日、SNSで内田氏の入団会見の写真を公開したのだ。
シャルケ入団は内田氏にとって、まさに運命を変える分水嶺だった。入団直前の南アフリカ・ワールドカップでは、開幕直前のチームの大不調を打ち破るべく、岡田武史監督が戦術、システム、メンバーを大幅に変更。その賭けが吉と出て、日本代表は自国開催以外で初めてのベスト16へと進んだが、内田氏や中村俊輔氏ら、主力を外された選手たちが悔しさを抱えたことも事実だった。
内田氏としても複雑な思いはあったかもしれないが、シャルケで実力を発揮。合計8シーズンにわたってシャルケでプレーし、ファンから多いに愛される存在となった。