「走るコースとタイミングが完璧」名古屋FWユンカーの長距離フリーランニングからの冷静な同点弾にマリノスサポも脱帽!「お手上げ」「息するように点をとる」の声の画像
名古屋グランパスのFWキャスパー・ユンカー 撮影:中地拓也

 7月8日、J1リーグ第20節が行われ、豊田スタジアムでの名古屋グランパス横浜F・マリノスの上位対決は、FWキャスパー・ユンカーの同点ゴールで2−2の引き分けに終わった。

 3位の名古屋は直近6試合を5勝1敗、首位の横浜FMは6連勝中と、好調なチーム同士の上位対決は、開始直後から点の取り合いとなった。先手を奪ったのは名古屋で、前半8分にFW永井謙佑のゴールで先制する。だが、横浜FMが反撃し、同28分にFWエウベル、同35分にMF藤田譲瑠チマが決めて逆転に成功した。

 そして迎えた後半2分だった。名古屋が自陣からの縦パスをFWユンカーがセンターライン付近で捌き、前方の永井へ。いったんは相手にボールを奪われたが、DFのクリアが甘くなったところをMF森下龍矢が拾うと、そこからボックス内のFWマテウス・カストロへパスを送る。相手のプレスに外側へ追い込まれたマテウスだったが、一瞬の判断でDFの股抜きパスを成功させて中央へ折り返すと、そこに突如として現れたのがユンカーだった。

 ポストプレーに入った後、一度は中継画面からも姿を消した背番号77だったが、森下からマテウスへとパスが渡っている間に、後方から大きなストライドでゴール前に走り込む。そして相手DFの死角から前を奪ってフリーとなり、最後は冷静に左足でゴールに流し込んだ。

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