■チーム力を上げる存在
もちろん、暑さの中での戦いの負担は日本チームにとっても大きいだろうが、日本の若い世代の選手は日本の夏の酷暑の中での大会には慣れている。さらに、今回のU-17アジアカップで、同じく東南アジアにあり、高温多湿で降雨に見舞われることも多かったタイで戦った直近の経験を生かすこともできる。
アジアカップでも見せたように、アグレッシブに点を取りに行くサッカーで上位に進出できたとすれば、日本のサッカーのイメージアップにもなるだろう。
アジアカップで得点王となった名和田我空(神村学園高)をはじめ、決定力の高いFWが多いU-17日本代表。その他、昨年の「インターナショナルドリームカップ」で韓国を3対0で破った時にキャプテンを務めていた大型ストライカー徳田誉(鹿島アントラーズ)はフィジカルの強い本格的なセンターフォワードだ。負傷のためアジアカップには参加しなかったが、ワールドカップで徳田が加わることができれば、日本代表のチーム力はさらに一段上がるはずである。