U-20と裏腹に日本にアドバンテージをもたらすW杯開催地変更【称賛すべきU-17日本代表のアジアカップ連覇】(3)の画像
若き日本代表がたくましさを見せている 撮影:中地拓也

 U-17日本代表が、タイで開催されていたU-17アジアカップを制した。連覇を果たした優勝には、大きな意味がある。若き日本代表の戦いぶりを、サッカージャーナリスト・後藤健生が紐解く。

■期待される世界での飛躍

 さて、U-17日本代表はアジアカップに優勝すると同時に、11月にインドネシアで開催されるU-17ワールドカップ出場権も手にした。アジアカップからワールドカップまでの準備期間が短いのは難しい状況であろうが、アジアカップを圧勝したチームには世界の舞台での活躍を期待せざるを得ない。

 5月のU-20ワールドカップで、U-20日本代表が22年ぶりのグループリーグ敗退という結果に終わり、ベスト4に進出した韓国の後塵を拝したこともあるので、U-17ワールドカップではぜひとも好成績を期待したい。

 U-17ワールドカップは、南米のペルーで開催される予定だった(ペルーは2021年大会の開催権を獲得していたが、同大会は新型コロナウイルスのため中止となっていた)。だが、ペルーは開催準備が進まなかったためにU-17ワールドカップの開催を返上。FIFAからインドネシア開催決定が発表されたのは、6月23日のことだった。

  1. 1
  2. 2
  3. 3