■日本のアドバンテージ
インドネシアは5月のU-20ワールドカップの開催国として準備を進めてきたのだが、ヨーロッパ予選でイスラエルの参加が決まったため、イスラム教徒が多いインドネシアで開催反対の論議が起こり、来年の大統領選挙も絡んで紛糾。結局、インドネシアはU-20ワールドカップの開催権を返上。同大会は急遽アルゼンチンで開催されることになったのだ。
そして、インドネシアはペルーが返上したU-17ワールドカップを開催することになったのである。
日本にとっては、開催国がインドネシアに変更になったのはアドバンテージとなるはずだ。
インドネシアまでは、ペルーに比べて移動距離が短くてすむし、日本とは時差もほとんどない。
そして、東南アジアの湿気を含んだ暑さはヨーロッパ代表など他大陸からの参加国にとっては負担が大きいから、アジア勢にとっては上位進出のチャンスが大きくなる。
U-20ワールドカップがアルゼンチン開催となったことは、U-20日本代表にとっては不利な条件だったが、U-17ワールドカップでは日本は逆にアドバンテージを持って戦えるわけである。