J2のジェフユナイテッド千葉が、OBであるピエール・リトバルスキー氏のFK動画を公開した。世界を制した名手の衰えぬ技術に賛辞が上がった。
リトバルスキー氏は、ブンデスリーガのケルンなどでプレー。西ドイツ代表(当時)としても10年近くにわたって活躍し、1990年にはワールドカップ優勝に貢献した。
1993年には、スタートしたばかりのJリーグでプレー。ジェフユナイテッド市原(当時)の一員として、2シーズンにわたってプレーした。
Jリーグ30周年であり千葉県誕生150周年である今年、千葉はOBであるリトバルスキー氏を招いた。さらに、1993年5月にヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)相手に決めたFKの再現を依頼した。
この試合では、守備側の壁役も公募。多くの人がひとつとなって、伝説の一撃の再現を狙った。
このイベントは、1日のJ2第23節のヴァンフォーレ甲府戦前に行われた。当時と同じく、ゴールまでの距離は約30m。ファンの期待を浴びながら、リトバルスキー氏がモーションに入る。右足から放たれた一撃は、吸い込まれるようにゴール右へと飛んだ。GKの手の先を過ぎ、ゴールネットを揺らした。