7月2日、川崎フロンターレはFC東京とトレーニングマッチ(45分×2本)を川崎市内で行った。2-2で引き分けた。
先制点を奪われるいやな展開となった。前半6分、最終ラインからのロングボールで川崎の右サイドで抜け出されると、最後は野澤零温に決められたのだ。
しかし、山田新が取り戻す。前日の名古屋グランパス戦で積極的なプレーを見せていた若きFWは序盤から運動量豊富な姿を見せていたが、前半32分にフィジカルの強さを見せる。瀬川祐輔からの縦パスを受けると、相手DFの圧力に屈することなく前を向いて右足でシュート。同点ゴールを決めたのだ。
前半を引き分けで折り返した川崎だったが、ユースも混じるようになった後半、山田が逆転弾をもたらす。それは後半5分のことで、ペナルティエリア手前から頭で相手最終ラインの裏に送られたボールに山田が反応。きれいに抜け出すと、最後は左足で冷静にゴールネットを揺らしたのである。
スコアを2-1とした川崎はその後、自陣のペナルティエリア手前で与えた直接FKのチャンスを相手選手に決められて、同点とされたのだった。