6月28日、延期になっていたJ1リーグ第12節浦和レッズー湘南ベルマーレの試合が行われた。試合は4-1で浦和がホームで圧勝した。この試合で話題となったプレーの1つに、伊藤敦樹のスルーパスがある。
3-1でリードして迎えた後半29分、浦和は自陣からスローインを行うが湘南にカットされて収められてしまう。浦和の左サイドでボールを持った相手は中央へボールを入れるが、そこには伊藤が待っていた。
トラップした相手が前を向いたところで、背番号3の足がボールへ伸びる。ボールはセンターサークルの方へ流れ、再び相手がキープしようとするも、日本代表MFもそのまま追いかけてスライディング。相手より先にボールへ触れて、マイボールにした。
伊藤は左サイドに持ち運んで角度をつくると、右サイドにいた大久保智明へスルーパス。ボールは相手選手を避けながら大久保へ渡る。
それを見て中央からホセ・カンテもランニング。ペナルティエリア内右でボールを持った背番号21の視界へ、背番号11が映りこむ。大久保はエリア内中央のホセ・カンテへ優しくボールを転がす。スペイン人FWもこれに合わせてゴール右へシュート。ボールはキーパーの逆を突くが、湘南のGKソン・ボムグンは残した左手で弾いた。
相手の好セーブもあり惜しくもゴールとはならなかったが、伊藤の良い守備から良い攻撃のプレーが見られた。