6月24日、J1リーグ第18節で首位の横浜F・マリノスはアウェイでサンフレッチェ広島と対戦した。試合は0-1で王者が勝点3を持ち帰った。その決勝点で見られた個の力が話題となっている。
ゴールが生まれたのは0-0のまま迎えた前半40分からの場面。GKから繋ぐ相手に対して、マリノスは連動したプレスをかける。そして左サイドでパスをカット、こぼれたボールをエウベルが回収する。相手も詰め寄るが背番号7は前を向いてそのままドリブルを開始し、相手を離した。
なおも紫のユニフォームが次々に寄せるが、エウベルはうまく避けながらゴールを目指して左から中央へ進む。ペナルティエリア手前にくると中へ切り返し、コースを探しながらゴールを横切るようにドリブルを続け、相手を剥がす流れの中で右足のシュートを放った。ボールはゴール左へ転がる。GKも反応はするが届かず、ボールはそのままネットを揺らした。
広島は佐々木翔や荒木隼人ら代表経験のある選手4人が侵入を防ごうとしたが、GKの大迫敬介含めてエウベルを止められなかった。マリノスはこの1点を守り切り、首位をキープしている。