J2の大分トリニータが、新たなクラウドファンディングの開始を発表した。寄付に対するリターン品があまりに独創的で、一気に話題となっている。
大分によるクラウドファンディングは、これで第5弾となるという。今回は、「トリニータをつくろうプロジェクト ~より充実した環境を今の選手・未来の選手に!~ #トリつく」として、1億円を目標に実施する。
このプロジェクトは、「育てる」がテーマだ。資金はクラブハウスの利便性向上やトレーニング機器の新調で、選手を育てることに利用する予定だという。
また、プロジェクト自体も育てていく。クラブから情報を発信するだけではなく、ファン・サポーターからの意見やアイディアを取り入れていく。キービジュアルや企画などを一緒につくり上げていく予定だという。
その共創の取り組みの第1弾として、リターン品についてのアンケートが実施されている。だが、周囲の声を待たずして、今回のクラウドファンディングでのリターン品は、すでに圧倒的な個性を放っている。その一部がSNSで紹介されるや、すぐに話題が広がった。
クラブがツイッター公式アカウントで紹介したのは、マスコットのニータンの「お顔だらけTシャツ」だ。ニータンは、最後の開催となった今年のJリーグのマスコット総選挙でも7位につけるなど、常に上位を争ってきた人気キャラだ。だが、いくら愛らしいとはいえ、ニータンの顔で埋め尽くされたTシャツは、強烈な圧力を放つほどだ。
クラブの公式ホームページで紹介されているリターン品には、Jリーグの30周年公式球など、スタンダードなものもある。だが、筋肉Tシャツやプロテインからなる「下平監督の筋肉セット」も含まれるなど、やはり他ではなかなか見られない個性的なものもある。