J1の鹿島アントラーズは、SNSを更新した。選手たちの一風変わった様子に、さまざまな反応が広がっている。
鹿島はJリーグの理念を体現する象徴的なクラブのひとつだ。Jリーグ設立当初には、入会はほぼ不可能との評価を覆し、オリジナル10としてスタート。地域からの大きな後押しを受けながら、リーグ屈指の名門クラブへと成長してきた。
Jリーグが30周年を迎えた今年も、変わらずにホームタウンとの歩みを続ける。20日には、鹿島警察署との包括連携協定締結式が行われた。
こうした行事は自治体のオフィスなどで行われることが多いものだが、カシマスタジアムで開催したのが、アントラーズらしいところだ。しかも、小泉文明社長のみならず、しっかり選手も参加している。
選手たちはスーツ姿などではなく、しっかりとユニフォームで正装。スタジアム内では敬礼をして、記念写真に収まっている。
ただし、この選手たちの律儀さが、不思議な空気を醸し出している。スタジアム外では、再び記念撮影。白バイにまたがい、あるいはパトカーの運転席に座って、さらにはDJポリスばりに車上に上っているのだが、ユニフォームと警察車両とのギャップが、得も言われぬ趣きを生んでいる。