■アジアの強敵との戦い
最近のウズベキスタンは年代別代表の強化が進んでいる。たとえば、U-23アジアカップではウズベキスタンは最近3大会で優勝、4位、準優勝という結果を残しており、この結果は日本の戦績を上回っている。また、今年の3月に行われたU-20アジアカップでは、地元開催というアドバンテージを持っていたにしても、ウズベキスタンは決勝でイラクを破って優勝を飾っており、「アジア王者」として参加したU-20ワールドカップでもラウンド16に進出。グループリーグで日本を破ったイスラエルに0対1で敗退している。
U-17アジアカップでも、ウズベキスタンが日本にとって最も警戒すべき相手の一つであることは間違いなく、そんな状況なので慎重に戦わなければならないのは当然だった。リードしているのなら、なおさらである。
しかし、慎重に戦った結果として日本はイスラエルに逆転負けを喫して、U-20ワールドカップ(旧ワールドユース選手権)では2011年以来のグループリーグ敗退となってしまったのであり、U-17アジアカップではウズベキスタンに「勝点2を奪われて」しまった。
やはり、勝負を決めるためにはリスクを冒してでも2点目を奪いに行く必要があったはずだ。