6月15日、サッカー日本代表はエルサルバドル代表に6-0で勝利を納めた。早々に相手が退場して数的有利になったこともあり、多くの控え選手に出番が訪れた。背番号11、古橋亨梧もその1人だ。
5-0で迎えた後半20分、先発した上田綺世に変わって古橋が入る。結果を出したのはその8分後だった。
日本は左サイドから右の相馬勇紀へボールを渡す。ペナルティエリア横でボールを持った相馬は右足で中へボールを上げると、背番号11にピンポイントで合ったクロスを、スコットランドの得点王がゴールへ沈めたのだ。ゴール後はアシストをした背番号16とハイタッチしてハグをするなど、喜びを分かち合う姿も見られた。
このゴールシーンで話題になったのが、クロスが上がる前からその落下地点に入っていた古橋の動きだ。そのプレーをカメラは捉えていた。ボールがエリア内に入れられる寸前、FWはひらりと背後を振り返ると同時に、マークについていた相手DFの視界から外れる。
ところが相手は古橋を追うことなく、上げられたクロスをその場で待っていた。しかしボールが落ちたのはその背後、背番号11が数秒前に入ったポジションだった。この動きにフジテレビの放送で解説を担当した岡田武史元代表監督も「おもしろい動き」と、コメントしていた。