「枠に飛ばせんの凄すぎ」「格が違う」J1新潟MF伊藤涼太郎がラストマッチで魅せた欧州レベルの「切れ味抜群のドリブル&シュート」が話題に! 相手GKに「これはまじでスーパーセーブ」の声の画像
アルビレックス新潟の伊藤涼太郎 撮影:中地拓也

 6月11日、J1リーグ第17節が行われ、ベルギー1部シントトロイデンへの完全移籍が決定しているMF伊藤涼太郎が所属するアルビレックス新潟が、ホーム・デンカビッグスワンスタジアムで京都サンガと対戦した。

 スタンドに3万人を超える観衆が詰めかけ、試合前から「ありがとう涼太郎」「新天地で頑張れ!!」というゲーフラが掲げられた中で始まった雨中の一戦。背番号13、慣れ親しんだトップ下の位置でスタメン出場した伊藤は、立ち上がりからボールに触れながらも京都の守備ブロックの前になかなか決定機を作れず、0−1で前半を折り返した。

 迎えた後半17分、伊藤が魅せる。相手陣内の左サイドに攻め込んだ流れの中で、ボックス内からタイミングよく降り、高宇洋からの横パスを受ける。右足ワンタッチで前を向いた伊藤は、対峙した福岡慎平を軽やかなステップで逆を取ると、さらにプレスバックしてきたパトリックも切れ味鋭いタッチでかわし、下がりながら右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右上を襲った。

 枠をとらえていたシュートだったが、京都のGK若原智哉が右手の指先でわずかに触ってボールは枠外へ。欧州へと旅立つファンタジスタが演出したハイレベルな攻防だった。

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