6月6日、アンドレス・イニエスタ擁するヴィッセル神戸とその古巣であるバルセロナが国立競技場で戦った。スター選手が魅せた妙技に多くの観客が魅了された。
バルセロナはラ・リーガ最終節を終えるとすぐに飛行機に乗り込み、日本に向かった。空港に到着したのは5日の深夜。その翌6日に試合を行うというハードスケジュールだったが、それでも試合をしたのはイニエスタという存在があったからだ。
バルセロナに長く在籍し、その貢献度は計り知れない。それだけでなく、黄金期を築いた。その時、中盤で阿吽の呼吸を見せていたのがMFシャビであり、この試合のバルセロナの指揮を執るシャビ監督だった。
先発したイニエスタは後半36分までプレーしてピッチを去った。その際、観客席からは大きな拍手が送られた。それに応えながらピッチの外に出たイニエスタに近寄ったのは、シャビ監督だった。そして、シャビ監督はイニエスタを称えるように抱擁。2人にしか分からない特別な関係だからこその笑顔を見せた。