6月3日、J1第16節の名古屋グランパスーセレッソ大阪の試合が行われた。試合は立ち上がりにセレッソが先制するも、前半で3ゴールを決めて逆転したホームの名古屋が、勝ち点3を獲得した。
その3点目となったFWマテウス・カストロのゴールが話題となっている。前半42分からの場面、名古屋陣内に入って来たセレッソは左サイドで前へパス。それをDF藤井陽也が狙っていた。パスを受けた相手が前を向くタイミングでボールを奪取すると、前にいたマテウスへ渡す。
背番号10はドリブルをしながらセンターラインを越えると、加速して右から中央へ前進。ペナルティエリア前で相手DFと対峙すると中へ角度を作り、そのまま左足を振り抜いた。威力のあるボールはあっという間にDFの間を抜けて、ゴール左隅へ突き刺さった。
マテウスの斜め前ではFWキャスパー・ユンカーがポジションを取っていたことや、外からはパスを出した藤井がランニングしてきたことで、相手の注意をひいていた。そのような味方の動きもあり、名古屋のブラジル人FWは余裕を持ってシュートを打つことができた。