■「全てに感謝します」「おじさん頑張ります」とコメント

 現在35歳の柏木は、2021年に浦和レッズから岐阜に移籍し、2022年はチームキャプテンも務めた。しかし、その年の10月2日のJ3リーグ第27節の福島ユナイテッドFC戦で右アキレス腱断裂の大怪我を負って翌日に手術。長きにわたるリハビリ生活を経て復帰を果たすと、チームの1−0勝利に貢献し、充実の表情で汗を拭った。

 試合後、柏木も自身の公式インスタグラムを更新し、「やっぱりピッチに立つって最高であり最幸でした。自分に携わる全ての人のおかげでここまでこれました。復帰する過程できつかったし、辞めたくもなったけど、やっぱり頑張ってきて良かったなと思いました。全てに感謝します」とコメント。「まだスタートラインに立っただけ。自分の復帰をきっかけにチームと共に上がっていきたいと思います。おじさん頑張ります。」と決意表明の言葉を寄せた。

 今季11試合終了で勝点14(4勝2分け5敗)、20チーム中12位のFC岐阜だが、勝てば単独首位に立っていた富山を破っての価値ある勝利で今季初の連勝となった。復帰した柏木の存在と活躍が、今後もチームの活力となるはずだ。

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