5月28日に行われたJ1第15節、横浜FMが日産スタジアムにアビスパ福岡を迎えた。試合は前半20分までに2点を奪ったマリノスが逃げ切った。この試合で全得点を決めたのがFWアンデルソン・ロペスだが、1点目同様に2点目のゴールも話題になっている。
前半8分に先制して追加点を狙うマリノスは前半19分、福岡に左サイド裏のスペースをロングボールで狙われる。しかし、これはカバーに出たGK一森純がヘディングでラインの外へクリア。相手のスローインとなるが、トリコロールのユニフォームが陣形を整えるとボールは相手陣内へ投げられた。
それを見てまずは西村拓真がプレスをかける。福岡は中央へボールを逃がすがそこには背番号11の圧がかかったために左サイドへボールを送るが、そこにはヤン・マテウスが向かう。
コースがなくなった福岡はセンターサークルへ下りて来た味方へボールを出すが、なおも止まらぬ横浜のプレスが襲う。アウェイチームはなんとか繋ごうと、やや強引に前へ蹴るがそれを畠中槙之輔がカットすると同時に、ダイレクトで相手の裏のスペースへ蹴り出した。
ボールはペナルティエリア前でアンデルソン・ロペスが追いつき、足元に収める。そのまま右方向からからドリブルでエリア内へ侵入し、DF2人と対峙したストライカーはボールをまたいでフェイントを入れる。相手のタイミングを外した次の瞬間、右足でボールを転がした。威力のあるシュートではなかったが、ゴール左へ流れたボールはそのままネットを揺らしたのだった