オランダのスパルタ・ロッテルダム所属のMF斉藤光毅が、5月21日に行われたエールディヴィジ第33節・SCカンブール戦で自身2試合連続となる今季6得点目を決めた。
ホーム最終戦に4−3−3の左ウイングで先発出場した斉藤。立ち上がりに先制点を奪われる展開となったが、前半30分にチャンスが到来した。左サイドで斉藤も絡んだ後のクロスから両チームの競り合いが続くと、FWトビアス・ローリッセンがボックス内でボールをキープし、倒れ込みながら後方へボールを落とした。ここに走り込んで来たのが斉藤だった。斜め後ろから現れると、右足で冷静かつ確実にインパクトし、ゴール右隅に流し込んだ。
これで斉藤は2試合連続のゴールで今季通算得点数を「6」に伸ばした。チームも斉藤の同点弾から勢いに乗り、最終的に4−1の大勝。フル出場した斉藤は、この試合のマン・オブ・ザ・マッチにも選出された。
2001年8月10日生まれの21歳の斉藤は、横浜FCのアカデミーで育った後に2018年7月にクラブ史上最年少となる16歳11カ月11日でトップデビューを果たした。2020年冬にベルギー2部のロンメルSKに移籍し、2022年6月にオランダ1部のスパルタ・ロッテルダムに期限付き移籍で加入。シーズン序盤は出番が少なかったが、年明けからレギュラーポジションを掴んで得点を重ね、アシスト数も「5」を記録し、欧州内での評価を急上昇させている。