U−20W杯アルゼンチン大会のグループリーグCの第1節が行われ、U―20日本代表が1−0でU−20セネガル代表に勝利した。この試合の唯一の得点となったMF松木玖生(FC東京)のゴールに称賛の声が集まっている。
前半15分だった。相手のクリアボールを、右サイドバックで先発出場したDF高井幸大(川崎フロンターレ)が頭でMF永長鷹虎(川崎フロンターレ)へ。前を向いた永長から中央のMF福井太智(バイエルン)にボールが渡ると、福井が狭いスペースの中でターン。相手DFを引き寄せた後に絶妙のタイミングで松木へ横パス。松木はファーストタッチで左前方にボールを置くと、ペナルティーエリア外から得意の左足を鋭く振り抜き、強烈なグラウンダーのシュートをゴール右下隅に突き刺した。
冨樫剛一監督率いるU―20日本代表の大事な世界舞台初戦に決めた価値あるゴール。この日奪ったゴールはこの1点のみで、後半は相手に押し込まれる展開が続いただけに、“松木の左足”の存在感がより際立つ結果となった。