ラ・リーガ第35節が行われ、レアルソシエダは王者バルセロナが待つカンプノウへ乗り込んだ。試合は2点を先取したソシエダが、バルセロナの反撃を1点に抑えて勝利している。
この試合で決勝点となったのはFWアレクサンダー・セルロートのゴールだったが、そのチャンスを作り出した日本代表MFのプレーに注目が集まっている。
後半26分、自陣でボールを奪ったMFマルティン・スビメンディは中央にいた久保へパス。背番号14はドリブルで前を向くとセンターサークルを通過して、相手DF3人を引き付ける。右ではフリーのセルロートがランニング、左ではスビメンディが追い越していく動きを見せる。久保がボールを預けたのは左のスペイン人MFだった。
バルセロナDFは続けてボールホルダーへプレスをかけるが、ペナルティエリアが見えてきたところで中央へ走っていたノルウェー人FWへグラウンダーのパスを出す。GKと1対1の場面をセルロートは落ち着いて流し込み、2点目を追加した。
首を振りながらのドリブルや、直接フリーのセルロートに出さず、隣のスビメンディを経由してさらに相手を逆サイドへ食いつかせるなど、久保の技術の高さが見られるカウンター攻撃となった。