J2水戸ホーリーホックでプレーするMF新里涼のJリーグ100試合出場を記念するグッズが完成した。人気漫画家の力を得たコラボグッズが話題になっている。
プロ6年目の新里が、大台に到達した。4月29日に行われたJ2第12節の東京ヴェルディ戦で、Jリーグでの出場試合が100ゲームに到達したのだ。
苦難を乗り越えながら到達したマイルストーンだ。横浜F・マリノスの下部組織からトップチームへの昇格はかなわず、順天堂大学へと進学。大学時代にも出場機会を減らす時期があったが、2018年にはV・ファーレン長崎への加入でプロ入りを成し遂げた。
J1でプロキャリアを始めることに成功したが、クラブはそのシーズンにJ2リターンが決まってしまう。スタメンに定着することは難しく、長崎を3シーズンで離れることになった。2021年に加わった水戸で主力としてプレーするようになったが、昨季はシーズン途中に負傷で戦線離脱の悔しさも味わった。
今季の開幕戦はベンチからのスタートだったが、先発出場の機会も増えてきた。開幕前の2月には結婚し、着実にプレーを続けて100試合出場にたどり着いた。
その苦労人を、人気漫画『エリアの騎士』の作画担当などをしてきた月山可也氏も祝福。記念グッズを発売するにあたり、新里のイラストを描いてグッズプロデュースをアシストしたのだ。