川崎MF瀬古樹が「個人としてJ1に残り続けていることを進化として見せなければいけない」と、古巣・横浜FC戦に決意。「心地よさ」を感じた三ツ沢での初試合に挑むの画像
FC東京戦でアシストした瞬間の川崎フロンターレの瀬古樹。宮代大聖と視線のやり取りもばっちりだった 撮影:中地拓也

 5月20日に行われる川崎フロンターレ横浜FCの試合が、初の古巣戦となるのがMF瀬古樹だ。2020年にプロ入りした横浜FCを21年限りで去り、22年から川崎に移籍。昨季は横浜FCがJ2を舞台にしていたため、移籍後、これが初めてのリーグ戦となる。

 しかし、瀬古にとって今のチームは川崎。「フロンターレに来てから三ツ沢に行けるのは初めてなので、すごい楽しみ」としながらも、「そんなことも言ってられないくらい、チームも勝ちが欲しい状況なので、そういうことをあまり考えずに、目の前の試合に勝つということを考えてやりたい」と話す。

 移籍初年度は出場機会をなかなか得ることができなかったものの、現在、5試合連続で先発出場中。中盤の主軸として活躍しているが、「今、自分が少し試合に出ているかもしれないですけど、(選手交代で)替われば(大島)僚太君がいたり(橘田)健人君がいたり、緊張感のある」と、危機感を今でも抱えている。それでも、「僕にとってはすごいチャンスというか、貪欲にやっていきたい時期」と、選手として勝負のタイミングであることを自覚している。

 そんな状況でぶつかる横浜FCについては、「僕がプロのキャリアを始めさせることができたクラブだし、試合の出場機会もそうだし、あの雰囲気でできたというのは、自分の中でも思い出に残っている。今でもそれはずっと心にあるので、特別な想いはあります」。

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