
U-20ワールドカップの開幕を控え、FIFAはSNSを更新した。6年前の同大会に出場した日本の至宝の姿が公開され、ファンのさまざまな感情を呼び起こしている。
U-20W杯は、現地時間5月20日にアルゼンチンで開幕する。この第23回大会は2021年に開かれる予定だったが、コロナ禍で中止。さらに今年、インドネシアで行われるはずだったが、同国内での反応から、急きょアルゼンチンが舞台になることが決まった。
選手たちにとっては、貴重な成長の場だ。2019年にポーランドで開かれた前回大会には、菅原由勢、伊藤洋輝らが出場。結果的には決勝トーナメント初戦となるラウンド16で韓国代表に0-1で敗れたが、齊藤未月、藤本寛也ら国外へと挑戦する選手も飛び出し、伊藤らはフル代表へとステップアップしていった。
2017年の韓国大会でも、板倉滉、冨安健洋、堂安律らが昨年のワールドカップ・カタール大会に出場する選手へと成長していった。そして見逃せないのが、15歳だった久保建英がメンバーに入っていたことだ。
当時はバルセロナから戻ってFC東京のアカデミーでプレーしており、FC東京U-18の所属だった。勝ち進めば16歳の誕生日を迎える6月4日に準々決勝を戦うはずだったが、残念ながらラウンド16で敗れている。カテゴリー2つ分の飛び級招集だったが、最後の試合となったベネズエラ戦でも交代出場するなど3試合でピッチに立ち、しっかり世界を経験した。