鹿島アントラーズは5月14日に、Jリーグ30周年を記念して国立競技場で行われた名古屋戦で2-0の勝利。知念は試合を決定づける後半39分の2点目を奪っていた。その知念が、試合後に繰り返し口にしたのが二人を置き去りにしたターンについてだった。
「(ゴールは)気持ちですね。でもあのシュートシーンよりもターンして2人外したプレーが大きかったかなと。シュートシーンは覚えてないです(笑)」
軸足を滑らせながら気持ちで押し込んだゴールも見事だったが、それよりもターンについて力説。「練習ではできるんですけど、試合でああいうターンで決めたのはあまりないので。成長できたなと」と笑顔を見せた。
そればかりか、「ちょっと(小林)悠さんっぽかったんじゃないですか?」と、川崎フロンターレの大先輩の名前を出して報道陣に逆質問。取材陣から「らしかったですよ」との同意を取り付けると「よっしゃ(笑)」と笑顔を見せた。
知念にとって小林悠は、ルーキー時代から裏取りや守備をお手本にしてきた選手だが、その小林のプレーを今も基準にしているということなのだろう。