5月12日、国立競技場を舞台に41回目の多摩川クラシコが行われた。Jリーグ30周年スペシャルマッチと銘打たれたこの試合で、川崎フロンターレはFC東京と対戦した。
5万6千人以上の観客が駆け付けてさまざまな演出が施されたこの試合は、ホームチームが機先を制す。前半12分にDF徳元悠平が強力な一撃を見舞うと、同25分に安部柊斗が追加点をゲット。2点のリードを奪ったのだ。
そんな中で川崎が一矢報いた。それは前半39分のことだ。瀬古樹がセンターサークルでボールを持つと、相手選手に囲まれながらも自ら持ち上がって最終ラインで駆け引きをしていた宮代大聖にパスを出す。背番号33は相手DFに前方を塞がれてしまうが、ワンフェイク入れて右に持ち直すと同時に右足を振り抜く。次の瞬間には右のサイドネットをボールが射抜く、華麗にして豪快な一発が決まったのだ。
このゴールに対し、SNS上で称賛と驚きの声が止まらない。
「宮代くん惚れ直したー」
「これは現地で見てたよりゴラッソだな。こんなにギリギリだったのね」
「大聖えぐいの決めてるやん」
「シュートの振りが早すぎてディフェンスとしてはどうしようもない ワールドクラスです」
「さすがにうますぎる」
「宮代、相変わらず最高やなあ......」
「やっぱ天才よ 思わず声でました。もうセルティックに見つかるよ」