5月9日、川崎市内にある麻生グラウンドで川崎フロンターレがFC東京戦(12日・国立競技場)に向けて練習を実施。その様子を見ようと、多くのサポーターが駆け付けた。
GW中に公開された練習日にも多くの人が集まったが、この日は、それ以上の“大入り”に。というのも、ついにこの日から選手によるファンサービスが再開。コロナ禍の影響で3年以上も開催できなかった選手との触れ合いを求めるサポーターが大勢いたのだ。
この日から再開されたのは、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類相当から5類相当に8日から移行したため。そのため、今後はクラブが指定した公開練習日にファンサービスが行われることになる。
グラウンドを囲むような形で設けられたファンサービスエリアには、所狭しとサポーターが並び、まさしく長蛇の列に。練習後の選手は、そのエリアを通って共闘する“12番目の選手”とコミュニケーションを取っていった。
GK早坂勇希は、「俺、数年前はこっち側に並んでたんです(笑)。こうやって再開して嬉しい」と、かつて選手に憧れの眼差しを送っていたことを思い出して笑顔に。さらに、「こうやって小さい子とかが来た時にいろいろ見て感じてもらえたらうれしいですし、今後、同じピッチで戦うようなことがあればいいなと思います」と、自身がサポーターから選手へと立場を変えたように、新たなフロンターレ戦士が生まれることを期待した。
この日はU20W杯のメンバー発表を受けた直後だったが、見事にメンバー入りしたうちの一人であるDF高井幸大も早速サポーターと触れ合っていた