■5月6日/AFCチャンピオンズリーグ決勝 第2戦 浦和1-0アル・ヒラル(埼玉スタジアム)
浦和レッズが1-0でアル・ヒラルを破り、2戦合計で2-1とし2017年以来となる3度目の優勝を果たした。
優勝した2017年と同様にアウェイでの第1戦を1-1で終えた浦和。第2戦は序盤から押し込まれる展開が続いたが、GK西川周作の好セーブもあり、前半をスコアレスで折り返した。
後半に入り、浦和が決定機をモノにする。48分、MF岩尾憲が中盤からフリーキックを蹴るとペナルティーエリア左で構えていたDFマリウス・ホイブラーテンがヘディングで中央に折り返す。ゴール前に抜け出たボールが、アル・ヒラルのMFアンドレ・カリージョの伸ばした足に当たりオウンゴール。浦和が先制に成功する。
マリウス・ホイブラーテンは得点について「チームにとっても素晴らしいこと」と話すと、「(セットプレーでは)いくつかバリエーションがあり、コミュニケーションを取れたことでプランを遂行できた」と続けた。
特に前半は風の影響を受けたことで「ボールを叩きつけたり、跳ね返すのが難しい状況だった。ただ第1戦のように試合中にチームが成長した感じがあり、後半はソリッドに堅い守備ができたと思う」と胸を張った。
今季の浦和の守備の安定は、マリウス・ホイブラーテンとDFアレクサンダー・ショルツのセンターバックコンビが圧倒的な強さと安定感をもたらし、そこに守護神・西川の質の高いプレーでゴールマウスに鍵をかけている。
「(ショルツとは)お互いリンクできて成長している。僕らだけでなく、中盤やウインガーも、もの凄いハードワークをして相当な距離を走っている。組織として守りが強くなり、キーパーの周作も、もの凄い存在感を見せビッグセーブをたくさん見せてくれた。それが理由で我々の組織を崩すのは相手に難しさを与えている、このまま向上していけると思う」