J1第10節のスタジアムに、お笑い芸人の小島よしおさんが登場した。真面目そのものの表情と、正反対の格好が、見る人の爆笑を誘っている。
セレッソ大阪は29日、ホームでサンフレッチェ広島と対戦した。リーグ戦では連勝しており、勢いに乗っていきたいゴールデンウイーク初日のゲームだった。
3位と好調の広島を迎えるとあって、ヨドコウ桜スタジアムには多くの人が足を運んだ。そのスタジアムをさらに盛り上げたのが、お笑い芸人の小島さんだった。
「セレッソわくわくキッズデー」だったこの日、小島さんがさらなる興奮をスタジアムにもたらした。レフェリーエスコートとして、審判団を先導してピッチに現れたのだ。
入場を待つ表情は、まるで選手のように引き締まっている。さらに引き締まっているのが、その肉体だ。真面目な顔をしている小島さんだが、その格好はおなじみの海パン姿。ただし、はだしで神聖なピッチに立てるはずもなく、靴下とスニーカーだけは着用した。
口元を引き締めたまま行進するようにピッチに入り、審判団の真ん中に立つ。その表情はあくまで真剣で、選手たちと一人ひとり握手をかわしていく。
両チームのキャプテン、さらに審判団と握手をかわしても、白い歯を見せることはなかった。むしろ笑顔を浮かべているのは主審らで、最後まで全力でエスコート役を全う。ピッチを降りると、ようやく持ちネタ「オッパッピー」を解禁した。