「最高のシーン」J2仙台が大分を撃破した試合の観客席で、元社長がユニフォームを着て熱烈応援! 誰よりも厚くサポート姿が「愛おしい」と大反響の画像
ベガルタ仙台の佐々木知廣社長 撮影:中地拓也

 4月29日、ベガルタ仙台がユアテックスタジアム仙台に大分トリニータを迎えてJ2リーグ第12節を戦った。その観客席が話題となっている。

 負けられない試合だった。仙台はこの試合を前にした11試合の消化時点で、勝利数がわずかに3。伊藤彰監督の続投やオフシーズンの積極的な補強を考えれば、サポーターとしては首位を快走していたかったはずだが、2ケタ順位に沈んでいた。

 しかも、前節はJ2昇格組の藤枝に逆転負けを喫していた。首位争いを繰り広げる大分が相手とは言え、本来いるべき場所を考えれば勝利以外は求められていなかった。

 その試合で、仙台は勝利する。前半15分に相良竜之介が豪快すぎるシュートを炸裂させて、ゴールネットを揺らすと、大分の攻撃をシャットアウト。ウノゼロ勝利で今季の星を五分に戻した。

 試合後、選手はユアスタを一周してサポーター席に感謝の気持ちを表す。その様子をクラブが映した広報カメラがとらえているのだが、一瞬、観客席でひと際目立つ人物が映し出される。誰よりも笑顔で、そして、誰よりも前のめりでサムズアップするのだ。

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