川崎フロンターレは等々力競技場での3連戦を終えた。15日の名古屋戦(J1第8節)では黒星を喫したものの、その後のルヴァンカップ・清水エスパルス戦とJ1リーグ第9節の浦和レッズでは1勝1分に。しかも、結果だけでなく内容にも手応えを感じさせるものだった。
この2試合でキーとなったのが、GK上福元直人とCB高井幸大の抜擢だ。ルヴァンカップで掴んだチャンスを見事に生かし、そのままリーグ戦でも先発の座に。この2人と組む車屋紳太郎は、どう感じているのか。
浦和戦について、車屋紳太郎は「マネジメントは僕と高井のところでできていました」と手応えを語る。そして、「それがしっかりできれば、前に強気の守備ができると思うので、そこだけは集中を切らさずに、後ろの選手がやらなければいけない」と次を見据える発言をしている。
その高井はこの春に高校を卒業したばかりだが、プロ契約を結んだのは昨年のこと。そのため、すでに練習にも参加してきた。車屋は、「彼とは去年からずっとやっていてポテンシャルは分かっていますし、あの身長ですけどスピードもありますし、すごく頼もしいですね。まだ1、2年目とは思えないほど頼もしい」と絶賛する。
しかし、「ああいう浦和戦みたいなこぼすシーンをなくしていければ、もっともっといい関係を築ける」と、チームを引っ張る立場として失点に絡んだ場面を挙げて成長を促すことも忘れなかった。