4月23日、川崎フロンターレと浦和レッズが等々力競技場で対戦した。J1リーグ第9節として戦ったこの試合は、1-1の引き分けに終わった。
浦和レッズはこの試合を最後に、ついにACLの決勝に挑むこととなる。ホーム&アウェイで行われるこの最終決戦は、4月30日の第1戦はサウジアラビアが、5月6日の第2戦は埼玉スタジアムが舞台となる。対戦相手はアル・ヒラルで、2019年にも同じくACLの決勝で対戦し、敗れた相手だ。
国内最後の試合とあって浦和サポーターはいつも以上に熱の入った応援を送った。ゲーム終了後には、クラブエンブレムなどの巨大なフラッグを掲げて、選手を鼓舞したのだ。
そんな浦和に対し、川崎はオーロラビジョンでメッセージを送った。ホームチームがアウェイチームを応援するのは極めて異例ながら、「掴み取れACL!頑張れ浦和レッズ!」と綴ったのだ。
また、試合後のピッチを浦和の選手に開放してリカバリーの場として提供したほか、浦和サポーターが選手バスを見送る際のスペースなども開放。決戦を前に力が入る浦和のチームとサポーターを全力でサポートしたのだ。