「ザ・ストライカーと言えるようなナイスゴール」J1名古屋のクラブ最年少得点記録更新の17歳のゴールが称される! 17歳9か月4日での公式戦でのゴールの画像
名古屋に楽しみな若手が現れた(写真はイメージです) 撮影:中地拓也

 J1の名古屋グランパスで、クラブ記録が塗り替えられた。公式戦最年少得点を記録した17歳に、称賛の声が集まっている。

 名古屋は18日、ニッパツ三ツ沢球技場で横浜FCルヴァンカップのグループステージ第4節を戦った。この一戦で、クラブの新たな歴史が築かれた。

 ルヴァンカップでは今季、21歳以下の選手を最低1人は先発させるルールが復活した。この一戦で名古屋は、その「U-21枠」に先発3選手を送り込んだ。トップチーム昇格2年目の甲田英將と吉田温紀とともに先発としてピッチに立ったのが、まだクラブのU-18チームに所属している貴田遼河だった。

 貴田は2021年、町クラブであるFC多摩Jrユースから名古屋U-18に加わった。17歳の誕生日を迎える昨年7月15日の1週間前、公式戦に出場可能な2種登録が完了していた。昨シーズンはトップチームでの出場機会はなかったが、今年に入ると今月5日のルヴァンカップ第3節で先発としてプロのピッチに初めて立っていた。

 その第3節では58分までプレーしており、この日は同じ横浜FCを相手に少し短い55分で退いていたが、大きなインパクトを残した。名古屋を勝利に導く2ゴールを決めたのだ。

 前半41分には右CKでファーサイドへ流されたCKに飛び込み、先制点を奪っていた。ハーフタイムを挟んでも、貴田の勢いは止まらない。スローインから始まった攻撃で、ターレスからのパスをペナルティーエリア手前で落ち着いてコントロール。右足アウトサイドで止めたボールに右足を振るい、ゴールネットを揺らした。名古屋によると、17歳9か月4日での公式戦でのゴールはクラブ最年少得点記録だという。

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