4月5日、ルヴァンカップのグループステージの第3節が行われ、川崎フロンターレは浦和レッズを等々力競技場に迎えて対戦した。
鬼木達監督はこの試合で期待の若手2人をスターティングメンバーとして送り込んだ。1人目は永長鷹虎でプロ2年目のドリブラー。昨年、天皇杯に1試合のみ出場したことがあるものの、プロ相手の公式戦はこれが初めて。
そしてもう1人が、高井幸大。昨年、異例となるトップ契約を結んだが、この3月に高校を卒業したばかりのルーキーだ。ACLでの試合に出場したことはあるものの、国内での公式戦はこれが初めてとなる。
高井は車屋紳太郎とCBコンビを組んで浦和に対峙。経験が必要とされるこのポジションで、衝撃のプレーを見せ続けた。あまりの圧巻の“デビュー戦”に、川崎は公式ツイッターにそのプレー集を投稿したのだ。
そこに収録されているのは、高さ・強さ・速さ・うまさを見せたプレーだ。浦和が誇る強力攻撃陣を相手に、高さで圧倒してばかりか、その際、はね返すボールを相手選手に渡さない場所を選択。また、スルーパスに抜け出そうとした相手選手に追いつく場面のほか、縦に付ける鋭いパス、また、浮き球での前線へのパスなど、随所に好プレーを見せた。