川崎フロンターレ復調のキーマンは瀬古樹か…北海道コンサドーレ札幌との合計7ゴールの激戦のスタッツ公開に「瀬古すご」「スタッツやばいな」の声の画像
北海道コンサドーレ札幌戦でプレーする川崎フロンターレの瀬古樹 撮影:中地拓也

 J1の川崎フロンターレが2日、SNSを更新した。前日に行われたJ1第6節のスタッツを公開したところ、ある選手に注目が集まっている。

 川崎フロンターレと北海道コンサドーレ札幌の対戦は、激しい争いとなった。前半からシーソーゲームを展開し、ハーフタイムを迎えるまでに両チーム合わせて5ゴールが生まれた。

 後半14分にはFKに札幌FWキム・ゴンヒが頭で合わせて、試合を振り出しに戻す。互いに攻め合った試合は最後まで緊張感が続いたが、残り10分を切ってから勝ち越しゴールが決まる。途中出場の瀬川祐輔がクロスに合わせると、これが決勝点となったのだ。

 昨季も最終節まで優勝を争った川崎としては、苦しい時間が続いていた。開幕戦を落とすと、負傷者も相次ぎ、まだ連勝はない。6試合を終えて、中位である10位につけている。

 ピンチをチャンスに変える選手が出てくるかもしれない。この札幌戦では、瀬古樹が今季リーグ戦初先発を果たした。横浜FCから加わった昨季、瀬古はリーグ戦13試合の出場にとどまっていた。明治大学を卒業して、ルーキーイヤーから2年連続でフル稼働していた瀬古としては、苦しい時間だったはずだ。

 今季もルヴァンカップでは先発したが、リーグ戦では第5節までに交代出場が1度のみ。前節にはメンバーからも外れていた。その25歳のMFが中盤の底で橘田健人とコンビを組み、フル出場。リーグ戦4試合ぶりの勝利に貢献した。

 川崎はツイッター公式アカウントで、その札幌戦の主要スタッツを公開。その公開された6つのデータによると、パス成功率とこぼれ球奪取、走行距離の3部門で瀬古がトップに立っているのだ。

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