ダメ押しとなった3点目は、華麗の極致だった。
3月31日に行われたJ1柏レイソル戦での浦和レッズDF明本考浩のゴールが、絶賛されている。
この日、浦和は44分に興梠慎三、75分にアレックス・シャルクのゴールと得点を重ね、柏を圧倒。そして82分、圧巻のシーンが待っていた。
明本は自陣でMF安居海渡にボールを委ねると、そのまま大胆にダッシュを開始し、ペナルティエリア内のスペースに侵入。ボールのほうは安居が鮮やかなドリブルで左サイドを切り裂いてエリア手前まで運ぶと、エリア内にいる大久保智明にスルーパス。
大久保がワンタッチで左後方にいたアレックス・シャルクに戻すと、シャルクはこれまたダイレクトでクロス。上がったボールを、ゴール前に詰めていた明本は右斜後ろに下がりつつ、驚異的な左足のジャンピングボレーで、ゴールに叩きこんでみせた。
前節のアルビレックス新潟戦でも明本は逆転弾となるゴールを、同じくジャンピングボレーで決めており、2戦連続でのスーパーゴールとなった。