■得点増加の要因

 日本代表がよりピッチの上で戦えるために、ブライトンでの戦い方を伝えることもある。「監督・コーチが決めることなので」としながらも、選手間でも落とし込めることもあるとして、「少し自分の経験をディスカッションすることもあります」と語るのだ。

「あくまで、自分というよりはチームのやりたいことの中で」と話すが、メガクラブにもボールを保持して向かう姿は、日本代表にとってある意味目指すべきところ。実際、23日の前日練習では、板倉滉にストレッチをしながらも指を使って動き方を“伝授”しているように見える場面もあった。

 例えばブライトンでは、右で構えるチームメイトのMFマーチがクオリティを発揮することが大きいという。「右サイドの脅威もあるので、その分、左サイドで自分がそこまで突破をしなくても高い位置というか、中に入って行ってゴールスコアを稼ぐことができている」と、現在、結果を出し続けている要因の一端を説明するのだ。だからこそ、「チームの恩恵をすごく受けている」「やっぱり本当にチームメイトの質というのは助かってます」とも話す。

 ピッチ内外で存在感を増し続ける、三笘薫。2026年にチームを新しい景色へと導くために、まずはウルグアイ戦で輝く。

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