この春に高校を卒業したJリーガーは数多くいるが、その中ですでにデビューした選手はそれほど多くない。まして、注目されるほどの活躍をした選手となれば、現時点ではほんの一握り。そんな中で、ひと際熱視線を浴びる攻撃的な選手が俵積田晃太だ。
俵積田はFC東京の下部組織から昇格した正真正銘のルーキーだ。デビューしたのは2月26日に行われた第2節のアウェイでの柏レイソル戦で、終盤10分だけの出場だった。
それが第3節の京都サンガ戦では33分間に伸び、第4節では先発の座を勝ち取った。第5節でも途中出場し、ここまでJ1で4試合に出場している。
その特徴は小気味のいいドリブル。出場すれば、ボールを持って果敢に挑んでいく。その姿にJリーグも目を付けた。公式ツイッターに、そのプレーを集めた映像を投稿したのだ。
アルベル監督が俵積田を絶賛するコメントから始まるこの映像は、「サポーターにドキドキと夢を抱かせるそのプレーは必見」と綴っていているように、横浜FC戦で左サイドを切り裂く映像から始まる。続いて、柏レイソル戦での左サイドを切り裂いた瞬間が収められ、続いて、名古屋の右サイドから中にカットインする様子など、多彩な足技を見ることができる。