3月18日、J1第5節が行われ、鹿島アントラーズは敵地に乗り込んで横浜F・マリノスと対戦。1-2で敗れた。
前半をスコアレスで折り返しながら後半17分までに2点を追う苦しい展開となった鹿島。しかし、後半23分に1点差とする。FW鈴木優磨がゴールを決めたのだ。
この得点をアシストしたのがMF松村優太で、3月16日に発表されたU22日本代表の欧州遠征メンバーにも選出されたドリブラーだ。
この場面で松村は、右サイドでボールを受ける。横浜の守備陣が3人なのに対し、鹿島は2人。松村の前にはA代表に初招集されたDF角田涼太朗が構えていた。その状況で松村は、角田に正対しながらジワジワと迫ると、ペナルティエリア近くまで達したところで縦に急加速。そして、抜き切らない状態ながらもゴール前にクロスを入れて見せた。
これに合わせてニアに走ったのがカイキで、このブラジル人がスルーして後ろに見送ったボールを鈴木が押し込んだのだ。A代表の選手に対する若きドリブラーの勇気あるプレーが、残り13分の状況でビハインドを「1」にしたのだ。