3月12日、J1リーグ戦が各地で行われ、セレッソ大阪はサガン鳥栖と対戦。先発出場したサッカー元日本代表・香川真司がJ復帰後初ゴールを決めた。
ベルギー1部シントトロイデンから古巣に復帰後、初めて先発メンバーに名を連ねた香川が、自ら祝砲を放った。前半38分、鳥栖が最終ラインとGKとで回していたボールをMF毎熊晟矢が体に当てると、ボールはFW加藤陸次樹の元へ。
相手GKがゴール前から離れていたこともあって、この若きストライカーは素早く中にクロスを入れる。この浮き球のクロスを逆足のダイレクトボレーで合わせたのが香川で、軸足が滑るアクシデントがあったものの、シュートはきっちりと枠を捉え、ゴール右に吸い込まれていったのだ。香川がJリーグの舞台でゴールを決めるのは実に4684日ぶりのこと。
この日の試合はヨドコウ桜スタジアムで、ホームスタジアムに集まった1万5千人超えのファン・サポーターに、歴史的な瞬間を見せつけたのだ。