3月11日、J1リーグが行われ、浦和レッズは敵地ノエビアスタジアムに乗り込んでヴィッセル神戸と対戦した。
開幕から3連勝を迎えていた神戸を撃破したのは、スーパーゴールだった。前半21分、最終ラインから前線に送られたロングボールに対し、縦にスプリントする大久保智明がペナルティエリア内でマイナス方向に頭で落とす。そこに勢いよく走り込んできたのがMF伊藤敦樹で、左足ダイレクトで豪快なミドルを放ち、ゴールネットを揺らしたのだ。
このゴールには、「完璧なゴール!」「生で見ても素晴らしいゴールやった」などの声が並んだが、それと同時に多くのコメントが並んだのが、大久保へのパスだった。
このパスを放ったのはノルウェー人DFのマリウス・ホイブラーテンで、今季からチームに加入した。左利きのCBで、この場面では、ハーフウェーライン付近からのロングフィードを通して見せた。左SBもできる選手だけに、精度の高いキックは武器の一つとされていた。