現地時間の3月6日、U―20アジアカップのD組第2節が行われ、日本代表がキルギス代表と対戦。3-0で勝利した。
快勝したが、1点が入るまで点数が遠かった。口火となるその先制点は、PKだった。北野颯太のスルーパスに抜け出した松木玖生が相手ペナルティエリアに侵入。シュートを狙うかに思われたが、相手GKが伸ばした手に引っかかって倒されたのだ。
このPKキッカーを務めたのは、佐野航大。第1節では松木がキッカーを務めて外していたが、この試合ではファジアーノ岡山に所属する19歳が任された。
そして佐野が、落ち着き払ったキックを見せる。細かく助走し、時に大きく前傾姿勢になりながらも右足を振り上げる。その際、後方に大きく振ってタイミングをずらして蹴り、ゴール右下隅に流し込んだのだ。相手GKは逆を突かれたことで、重心を移動できずにほぼ立ったままの状態に。
このPKには多くの称賛の声が上がった。
「こんなこともできるのか マジか」
「この蹴り方好き笑笑」
「いや弟も逸材!」
「弟さんタイミング外すの上手い」
「弟も心臓に毛が生えたタイプだな」